メモ

 緊急事態宣言が延長されたことにより、バイトの休業も延長。6月から営業開始らしい。大学の授業は5月半ばからオンラインでスタート。芸大の学費は年間150万円。実技授業が履修できず、その上オンラインだからという理由で元は履修できたはずの科目も制限がかかる。元の授業の質より確実に下がっているというのに、学費が設備費込みでも全く変わらないのは腹立たしいが、「学校の予算なんて1年前から組んでいるはずだからそんなにすぐに返金もできない」と国立大学(年間授業料50万)に通う地元の友達に言われた。それは確かにそうだ、仕方ない。それと、こんな状況になって授業を受ける側の授業の質を求める意識が高まったようにも思う、とツイッターで見かけた。それも納得。どうせ対面授業だったとしても授業中の7割寝ていて、出席代わりの小レポートも寝起きの脳みそで適当に書いて提出しているはず。私は実技も取ってないから、結局オンラインだろうと対面だろうと変わらないのだろう。でも、ゼミは対面で受けたかったとは思う。今年からゼミが始まり、卒論に向けてすごくゆっくりと準備が始まっているような感覚。

それと、大学と同じタイミングでオンラインで養成所の授業が始まった。こちらは就活に役立つのではないかとうっすら期待と、好きなものをより知りたいという興味。別に約1か月。クリエイターになりたいわけではないということがはっきりした。授業内容はどれも興味深く、卒論にどう組み込ませようかと考えながら受けている。大学生3年目で今年は特に意識的に何かを吸収しようとしている感覚。

大学の授業は去年の私が頑張ったから週3回。養成所の授業も週3回、これで平日はほとんど潰れる。去年よりかは余裕のある生活ができると思うが、オンライン授業のせいでやっぱり課題が通常より少し多い。大学が週3と言えど、なんだかんだ課題などで毎日パソコンの前にいる。絶対に視力落ちる。今も、課題を一つ片づけようと、養成所の授業終わりに引き続きパソコンに向かう。好きなバンドの音楽を聴きながら、課題のテーマは「アートと教育」、美術教育について。美術は高校を卒業してから一切触れていない。画力ももう残っていない。それでも教職の課題と言え、こうやって美術について調べる自分はまだ美術に興味があるということ。高校の同期はみんな美大に行って、今でも絵を描いたり制作している。恐らく創作活動をしていないのは同期の中では私くらい。大学に進学してもなお美術を好きでいられる同期が羨ましく思う。私は高校3年間で心が折れてしまった。美大と言ってもランクは様々。プライドだけが高いから、そこそこの美大を志望して、諦めて、高いところに行けないなら別の道を私は選んだ。高校の時は私より下手だった子も美大に行けば嫌でも制作するから、そのおかげでたぶん今は上手くなっている。未だに私の心の一部は高校時代に残されているように思う。かといって筆をとる勇気もない。ただなんとなく切ない。