メモ

わたしはわたしが面白味のないとても普通の人間だと思っている。友達も多くなければ、もちろんコミュニケーション能力もなく、面白い話をできるトーク力もなければ、頭も良くない。絵がうまいわけでも文章が上手いわけでもない。これといった長所は見当たらなく、ボーッとしながら二十数年生きている。べつになにも悪いことはないが、特別な何かになりたいと思ったことは何度もある。

地元の友達はまさに社会不適合な者しかいなく、生きづらそうではあるが、あたしが欲している何か特別なものは持っている気がする。それが大好きな友達であるが故に妬むことができず、何もない自分が虚しくなる。

養成所の授業後、爆音ですきなバンドの曲を聴きたくなり、わざわざ20分ほど歩いて最寄駅を使わずに違う路線から帰ってみた。むしゃくしゃした時は髪の毛を引っ張って消化しようとしてしまう。昔仲の良かった友達の嫌いな癖のひとつ。どうしていいかわからない感情の扱い方がわからない人生 二十数年目。

黙って帰ってレポートして寝よう。